もう限度だよ。誰に責任があるの。
いっこうに減らない米兵犯罪。
いっこうに改善されない地位協定。
そして一部の地域にのみ犠牲を強いる日米安保=日米同盟。
行政の首長でさえ、
「がまんの限界にきている」という言葉がとびだす事態となった。
では、その限界をわたしたちはどのように訴え、表現すればいいのか。
それが見えてこない。
なぜ事件が繰り返されるのか。
かつて米兵に暴行された元被害者がブラウン管の向こうで次のようにいっている。
「なぜ私たちはもっと強気にものが言えないのか。どうにか方法を考えて自分もひと言くらい言えばいいという気持ちになる」
そして、こう続けた。
「変わらないということは、変えきれないわれわれの責任だよ。わたしも、あなたも、メディアの責任だよ」
誰もが逃げられない重い言葉をぶつけられている。