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2010年11月14日

本邦初公開、ワタクシの旅のしおり

旅に出る前は必ず自分で作成した「しおり」をつくる。
のほほんと行き当たりばったりする旅はもう飽きたのと、
旅先で知りたいことを見逃さないでより深く知るためだ。

といっても、そこは編集者時代が長かったので、
より面白く、よりアホらしく、保存版になるように丁寧に構成する

数年前の年末、博多から長崎を7人で巡ったときのしおりの表紙はこれ。

本邦初公開、ワタクシの旅のしおり



案内人はむろんワタクシ。新選組ファンであるワタクシにとって長崎は敵地にして、
薩長土肥の輩はもとより
龍馬率いる海援隊、彼らを支援する豪商もふくめ、
倒幕派の浪士がうようよいるいる街だ。


よって、旅のプラン名は
「土方副長と歩く不逞浪士捕縛の旅5日間」となったわけだが、まさに漫画のキャラ、土方歳三がいうように
「斬り込みましょう!! 我々だけで」という決死の旅となった。


「あんたらアホか!」と後ろ指をさされそうだが、もとよりアホになりきることこそ、わが旅人どもの無上のヨロコビとするところ。

道中の危険に際しての「旅中法度」をつくって防御策とした。

本邦初公開、ワタクシの旅のしおり
本邦初公開、ワタクシの旅のしおり


入る店も「諸士取扱役兼監察」の「たそがれ助兵衛」氏が、
倒幕派やら龍馬ファンが入りそうな場所をあらかじめ重点的に調べまくった。
そのお店のリストは㊙文書である「御用改メ店一覧」としてまとめられているが、
おかげで、我々は池田屋を襲撃するような気分でそれらの店に押し入っていくことができた。


本邦初公開、ワタクシの旅のしおり



リストのなかには作家が通った老舗や
映画のロケ地になった店も盛り込まれ、夜はもっぱらこういう店を訪ね歩いた。
あらかじめ念入りに名店かどうか調べつくしていたので、
一軒たりとも不愉快かつ舌を汚すような店はなく、
これがいまに続く失敗のない店選びのコツになっている。

ただし、気分は幕末なので、文書は「候文」にこだわり、
ワタクシが以下のような覚え書きを記している。
どうせアホならここまでアホになりきらねば本物とはいえない。


本邦初公開、ワタクシの旅のしおり


むろん、旅中での「夜伽」などの行為もいっさい禁止。
背けば「即切腹」とあいなる。
命がけでおもしろがれる「旅」はすこぶる印象深い。

本邦初公開、ワタクシの旅のしおり


現在催行している
「仲村清司といくミステリー体験ツアー」
もその延長線上にあって、
参加者には手作りの「旅のしおり」を進呈させていただいている。


本邦初公開、ワタクシの旅のしおり
本邦初公開、ワタクシの旅のしおり



「首をろくろ首のように長くして、お待ち申し上げていました」から始まる
そのしおりの扉につけたワタクシのエッセイのタイトルはずばり、
「百鬼夜行の世界へようこそ」である。


Posted by 仲村清司 at 23:10│Comments(0)
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