てぃーだブログ › 仲村清司の沖縄移住録@2018 › 2009年08月

2009年08月29日

本日の座右の即席麺

先日に引き続き即席麺の昼飯となった。
忙に加えて、
不快指数200%超のムラムラムシムシのクソ暑い日は
「塩ラーメン」が一番!

古来、人々はこんな鬱熱日を
「塩ラーメン日和」と呼んできたが(そんなわけないな)、
その塩ラーメンとなると、
これはもう即席ラーメン業界の永遠のベストセラー商品、
「サッポロ一番塩ラーメン」以外にあるまい。





思えば、この「サッポロ一番塩ラーメン」は
わが貧乏青春期の救荒食物的存在として活躍してくれた
最も頼りになる盟友であった。
座右の銘という言葉があるけれど、
その分で言えば、これはまさに「座右の麺」でありますな。


貧乏下宿時代は、
残りクズ野菜をドーンと炒めたフライパンにお湯をぶち込み、
そのまま麺を茹でてヤミ鍋ふうにして食べたものだが、
飢えに苦しんでいた学生にとってそれは、
生唾がわくほどの豪快きわまりないごちそうだった。


しかし、こういう食べ方は存外正しかったようだ。
サンヨー食品のHPによると、
塩ラーメンのベースとなったのは、サッポロ一番シリーズに先立って、
昭和39年に発売された「長崎タンメン」だったそうな。


タンメンといえば、たっぷりの野菜が具のメインであるから、
野菜炒めをベースにしたワタクシのつくり方は
まことに理にかなった調理法だったことになる。


ま、それはそれとして、本日はごくあっさり目に、
茹でもやしと葱の塩ラーメンに仕上げてみた。



「サッポロ一番塩ラーメン」といえば、
即席ラーメン史上、いまだ類例を見ない
あの「切りごま」の薬味の存在を忘れるわけにはいかない。

ワタクシなど、あれをふりかける瞬間はなぜか、
心がウシウシ踊るようなヨロコビに包まれてしまうけれど、
塩ラーメンファンならその気持ち、よ〜くわかりますよね。
それにしても、あの小さなシアワセ感って何なんでしょうね?


  

Posted by 仲村清司 at 21:29Comments(13)

2009年08月20日

沖縄そばとのつきあい方

沖縄そばを半年以上にわたって絶っていた。
ついでに白状すると、泡盛も一年近く断酒していた。

特に理由があったわけではない。
強いていえば、「飽きてしまった……」といおうか。

沖縄フリークがこんなことを知ったら、
「ふ、ふざけるんじゃあないよ! 移住者はなんちゅう贅沢なことをいうのか!!!」
と、まなじりをつり上げて憤るかもしれないが、
飽きてしまったものは仕方がない。

沖縄そばも泡盛もなんとなく口にするのをやめてしまったら、
お店に出向くのもおっくうになった。
そうして、沖縄そばに関しては、
いつしかバッタリ食べるのをやめてしまったのである。

もしかするとこのまま生涯口にしないのかもしれないなあ、
沖縄人二世といっても、
内地で育った人間はうどんや蕎麦に戻ってしまうのだろうか、やっぱし
などと、徒然なるままにひとりごちていたら、
先月、突如的に異変が起きた。

久しぶりにヤンバルをドライブしていたら、
同行していた美女Aが
「ヤンバルの沖縄そばが食べたいわ」と言い出したのであった。

(う〜ん、どうしようか)と思ったが、
久しぶりに来沖し、ヤンバルが初めてという彼女のリクエストは
やはり最優先されるべきである。

で、向かったのが、本部の「きしもと食堂」。
移住歴10年以上のキャリアを誇るワタクシとしては
あまりにオーソドックスすぎる選択かなと思ったが、
沖縄そばに関心が向かなくなったせいか、
ほかに思いつかなかった。

写真↓は「きしもと食堂/八重岳店」の沖縄そば。




八重岳店はワタクシも初めてだったが、20人ほど行列ができていた。
本店はいわずとしれた老舗だが、両店ともあいかわずの人気のようである。

それはさておき、鼻腔をくすぐるような鰹の強い香りが刺激的で、
なぜか妙に懐かしく感じられた。

これがきっかけで再起動のスイッチが入ってしまった。
以来、沖縄そばがやめられなくなり、
昨日は南部、今日は遠出、明日は中部と、
沖縄そば行脚の旅が続いている。

写真↓はご近所の「てぃーあんだ」と「うかじそば」。


「飽きるほど接して、忘れるほど絶つ」ーー。
いいものと長くつきあうためには、こういう手法も一法なのかもしれぬ。
なにやら女性とのつきあい方の極意にも似ているがが、
ともあれ、美女Aに感謝である。


  

Posted by 仲村清司 at 13:01Comments(11)

2009年08月14日

麺坤一擲! 困ったときの昭和懐古的速攻麺

麺類をこよなく愛している。

うどん、蕎麦、ラーメン、春雨、ビーフン、そうめん、冷や麦……、
とにかく麺類なら文句はない!
断固として一日一麺主義を貫徹している。

が、〆切が迫り、外食もままならぬ状況下におかれ、
インスタントラーメンを作る余裕すらなく、
ストックしておいたカップ麺も尽きていたとき……。

さぁて、どうする、どうするのだ!”!”!”!”!”!”ガ-ン

というときの、頼りになる強力な味方がコレですな。
そう、「すぐおいしい♪〜、すごくおいしい♪〜」でおなじみの
『チキンラーメン』だ。ニコニコ



創業者は日清食品の安藤百福。
敗戦直後の大阪・梅田の闇市でラーメン屋台に並ぶ人々の行列を見て、
「もっと手軽に作れるラーメンを!」と思い立ち、
1958年に発売された(つーことは誕生して半世紀以上!)「即席ラーメン」の元祖である。

ちなみに、ワタクシが選ぶ「輝け! 旨いインスタントラーメン番付」は
30年以上にわたって「サッポロ一番・塩ラーメン」が
不動の1位を維持し続けているが、
なにかと忙しい本日の昼麺は、
まさに乾坤一擲ならぬ、麺坤一擲の選択で
『チキンラーメン』となった。

「うまい」「簡単」「便利」ーー。
ワタクシにとってこやつは味以上に価値のある
黄金の即席ヌードルなのだ。


ワタクシの調理法は、CMでおなじみの玉子をのせた食べ方ではなく、
ネギのみじん切りと生のもやしをのせて、お湯をぶっかけるという方法。



生もやしのシャキシャキとした歯触りが、
『チキンラーメン』のあの独特の麺と驚くほどベストマッチングするのだな。

実に美味かったよ! ありがとう、チキンラーメン!

ここまで書きながらふと思い出したのだが、
カヌーイストの野田知佑さんが愛犬ガクをのせたカヌーの上で
チキンラーメンを食べるCMも実によかったなあ。


  

Posted by 仲村清司 at 16:51Comments(7)

2009年08月10日

音声版/ワタクシの履歴書

少し前のことになりますが、
タイフーンFM「マジカルミステリーツアー」という
ラジオ番組に出演したときのワシの生声を聴くことができます。↓


http://uruma.ap.teacup.com/applet/magical/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%92%87%91%BA%90%B4%8Ei&x=34&y=15&inside=1

決して大声で語ることのできない
極悪非道の我が不良青春時代の内緒話を約40分にわたって、
赤裸々に暴露しておりますので、
関心のある方はお聴きくだされ。



  

Posted by 仲村清司 at 17:50Comments(13)

2009年08月05日

生ひじきに劣情す!

とれたての魚は生でいただくのがいちばんだし、
ビールも何はなくとも生、
むろん娘もピチピチの「生娘」にかぎる(おっと筆がすべってしまった)!

というわけで(何がそういわけかわからぬが)、
ひじきも断然「生」がよろしいのだ!

先日、沖縄本島南部の与那原町産の生ひじきでをおすそわけしてもらった。



生ひじきの最大の特徴は色と食感にある。
写真をご覧になればわかるように、
生は鮮やかな緑色をしている。
そう、まさに海の野菜。
まるで新緑のようなを緑を海岸一面にふきあげているのだ。

食感もシャキシャキしていて、
炒めずとも、ゆがけば麺つゆでそのままいただける。

これがウメーのなんので、
もう辛抱たまらんとばかり速攻で、
酒道亭(ワタクシが営む仮想現実の料亭です)オリジナルの「ひじき料理」を2種作らせていただいた。

写真上が「生ひじきとおくらのかぼすポン酢和え」、
写真下が「生ひじきの炊き込み飯」。







どちらも、
ねぶりたくなるほど、むっちりとした食感。

そのひじきの肢体を舐めまわすようにジロジロ眺めて
舌なめずりしながら食べているうちに、見事昇天してしまった(いささかエロイ表現になってしまったが)。


さんまは目黒にかぎるかもしれないが、
ひじきは「生」にかぎりますなあ、フヒヒ。

  

Posted by 仲村清司 at 21:32Comments(8)