てぃーだブログ › 仲村清司の沖縄移住録@2018 › もう限度だよ。誰に責任があるの。

2012年11月03日

もう限度だよ。誰に責任があるの。

いっこうに減らない米兵犯罪。
いっこうに改善されない地位協定。
そして一部の地域にのみ犠牲を強いる日米安保=日米同盟。

行政の首長でさえ、
「がまんの限界にきている」という言葉がとびだす事態となった。

では、その限界をわたしたちはどのように訴え、表現すればいいのか。
それが見えてこない。

なぜ事件が繰り返されるのか。
かつて米兵に暴行された元被害者がブラウン管の向こうで次のようにいっている。

「なぜ私たちはもっと強気にものが言えないのか。どうにか方法を考えて自分もひと言くらい言えばいいという気持ちになる」

そして、こう続けた。
「変わらないということは、変えきれないわれわれの責任だよ。わたしも、あなたも、メディアの責任だよ」


誰もが逃げられない重い言葉をぶつけられている。



Posted by 仲村清司 at 13:27│Comments(5)
この記事へのコメント
沖縄はまだ2回しか行ったことありません。
しかも、初沖縄は今年の1月。

車に乗ってカーナビ使うと、
何も出てない(黒くなってる)エリアが時々あって不思議に
思うと、それが基地なんですね。
島の平坦な土地は軒並み米軍基地じゃん、
という印象すら受けました。
今回の米兵事件も、駐日大使や基地司令でなく、
ホワイトハウスに抗議しないと、変わらない気がします。
拉致被害者や沖縄、震災・原発被害者問題等、票につながらないことは国会議員はどうでもいいんですね。
Posted by あきら at 2012年11月04日 08:48
あきらさま

なにかやらないと好き放題にされてしまう。その責任を放棄している日本政府のだらしなさに天を仰ぐばかりです。
Posted by 仲村清司 at 2012年11月04日 17:42
同じテレビのニュース番組見ました。同様に元被害者の訴えにビリビリきました。特に、状況を変えられないのは他者のせいだけでなく、「私」にも責任があると言えるところがすごいと思いました。

このまま防衛を「他国」に任せていて良いのかと思ってしまいました。自国の軍用機を生活圏の上空飛ばす必要があったら、もっと真剣に皆、知恵出し合うのではないだろうか。

上記の「他国」の部分って、本土の人からしたら、アメリカ/沖縄、両方当てはまる。自分も本土で育った人間としてもっと考えないといけないと思いました。
Posted by くーちゃん at 2012年11月11日 11:37
くーちゃんさま 軍隊に依らすに平和力・外交力で他国と融和することが、誰も傷ついたり、死なない唯一の方法だと思います。沖縄で暮らしているそれ以外の方法がないことがよくわかります。
Posted by 仲村清司仲村清司 at 2012年11月16日 11:48
前略 
 初めてお便りします。ご無礼を承知で仲村先生にお願いしたいことがあります。私は歴史に興味をもつ52歳男性那覇市在住の純沖縄県人であります。今、「本音で語る沖縄史」を拝読中であります。 斬新な内容に興味を覚え、斬新であるが故にご教授いただきたいことがいくつかあります。今後、このメールを通して沖縄史に関して質問させていただいてよろしいでしょうか。
 ご多忙の中、真に恐縮ですが「被害者史観を脱し、沖縄の将来像を模索する。」という先生の姿勢から私なりに沖縄の可能性を学ぶことを希望しております。よろしくお願いします。
Posted by ささきたるみ at 2013年01月27日 13:00
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