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2005年11月15日

日本最西端ウルルン放浪記(1)

さて、先月出かけた与那国島のお話しである。与那国島は海岸線のほとんどが断崖に囲まれた周囲29・5キロの島。台湾まで125km、石垣島まで127km。文字通り日本最西端のこの島には、1800人ほどの人たちが暮らしている。

今回の同行者は配偶者と、東京在住の編集者、伊藤女史。ワシらを乗せた39人乗りのチビプロペラ機RAC0889便は、定刻の午後2時40分、与那国空港にドスンと降り立った。

と、ここまでは予定通りだったのだが、急遽、この日のスケジュールを変更せざるを得なくなった。

なんと、我々がやってくるのを狙いすましたかのように、台風14号が与那国島直撃コースを進んでいるのである。しかも、予報によると、翌朝には暴風域に入るというではないか。つーことは、明日は民宿で丸一日足止めをくらうのは必至。てなわけで、急ぎ鳩首会談を開いた我々は、今日予定していた久部良散策を取りやめ、予定を繰り上げてその日はレンタカーで島内を一周することなったのである。

海岸線に沿って外周する道路は久部良、比川、祖納という3つの集落をつないでいる。2時間もあれば一巡りできそうな距離だが、その合間合間に西崎、新川鼻、サンニヌ台、東崎といった重点スポットが点在していて、ひとわたり見るとなると、それなりの時間が必要となる。


日暮れまで残された時間は4時間弱。日本最西端の民宿で素早くチェックインを済ませ、日本最西端のレンタカー屋で素早く車を借りたワシらは、日本最先端の西崎灯台に向かった。

しかし、車を走らせて5分も経たないうちに、立ち往生させられた。与那国島は牧畜が盛んな島で、島のアチコチで牛や馬が放牧されているだが、牧場主は放任主義をとってるのか、車道との境に鉄柵を設けていないところが多いのである。そのため道路は彼らの公道と化し、おまけに、車道にクソを落としまくっているものだから、スピードは控えめにならざるを得ない。

それにしても、圧倒的なスケールで広がる真っ青な大海原を眺めながら、膨大な量の牛糞・馬糞をバスンバスンと踏みしだきながら走るドライブというのは、なにやら妙にシュールな感じである。

西崎は空気が澄んだ日には台湾が見えるというのだが、さて、本日はどうであろか。台風が接近していることなど、まるでウソであるかのように、空は全面的に快晴。期待に胸をふくらませながら、車を駐車場にデポしたワシらは、急ぎ展望台に駆け上がった。(続く)


Posted by 仲村清司 at 16:16│Comments(1)
この記事へのコメント
メールアドレス分からず、こちらへ。
長嶺さんにもお伝え下さい。
双葉社経由でも行くはずです。

空芯菜(ウンチェー)をつまみに泡盛を飲もう
      主催 泡盛学会・泡盛と健康部会
文化経済フォーラム
泡盛マイスター協会有志

  泡盛学会が発足しました。その後の(泡)盛り上がりはいまひとつ、
の様です。そこで数ある部会の中で、「泡盛と健康」部会が手をあげて会合を企画しました。ウンチェーは沖縄では昔はどこでも見られましたが、今は内地の野菜におされて少なくなりました。ビタミンCも多く、健康野菜として抜群なのですが・・。どうも地元の宝をみんな忘れているようです。タイ料理ではにんにく炒めが定番。亜熱帯の沖縄でもいろんな料理法があるはずです。ともあれ楽しく飲みましょう。


  場所 ダナー(DAHNAH) モノレール牧志駅から92m
     ℡ 868-3590
  時間 11月19日(土)19時より
  会費 2500円(主催団体のいずれかの会員)
     3000円(非会員)

*泡盛学会は当日入会可です。年会費5000円を払って入会すれば
当日会費2500円となります。
  

当日は山門健一・泡盛学会会長のミニ講演、新垣勝信・泡盛マイスター協会会長、
緒方修・泡盛と健康部会会長&文化経済フォーラム代表のお話もあります。
Posted by 緒方修 at 2005年11月15日 20:03
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